退職祝は、高級感のあるバラやユリが加わった華やかな花束が喜ばれます。ご本人へ手渡しするケースが多いので、持ちやすく、見栄えする花束を選びましょう。ご自宅へお贈りする場合は、蘭鉢・観葉植物などもお勧めです。
定年退職される目上の方などへ贈るお祝いには、きちんと熨斗をかけましょう。「御退職祝」や「御退任祝」も使われますが、今までの感謝の意を込めて「御礼」「謹呈」などにすると良いでしょう。「退職祝」としてしまうと、退職する相手が職場を離れることを祝うという意図に受け取られてしまう可能性もあるからです。
お贈りする時期は、入学祝は入学式の1週間前までのお届け、卒業祝は卒業式後2週間以内を目処にお届けしましょう。就職祝いは入社日の前後2週間が目安でご自宅へお届けします。
卒業シーズンに、花屋さんの店頭で見かける忘れな草には、「私を忘れないで」という花言葉がありますが、少し華やかさには欠けます。花束を贈るのであれば、「思い出・門出」という花言葉を持つスイトピーもオススメです。
卒業と入学が重なるときは、入学を重視して「入学祝」、卒業と就職が重なるときにも社会人の門出を祝い「就職祝」とします。卒業後の進路等が決まっていない場合は「卒業祝」として贈りましょう。